【初心者向け】Canvaで選べる保存形式を徹底解説!用途に合わせたファイル形式の選び方
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【初心者向け】Canvaで選べる保存形式を徹底解説!用途に合わせたファイル形式の選び方
はじめに
Canvaを使い始めたばかりの方にとって、保存形式の違いを理解するのは少し難しいかもしれません。でも、保存形式を正しく選ぶことで、デザインの質がグンとアップします!
「どの形式を選べばいいの?」「保存形式によって何が変わるの?」そんな疑問を解消するため、この記事では Canvaで選べる保存形式の特徴と使い分け方 を初心者にも分かりやすく解説します。
これを読んで、用途に合わせた最適な形式を選んでください。
Canvaでのダウンロード手順(パソコン版)
Canvaでデザインが完成したら、データを保存(ダウンロード)します。
Canvaの画面右上にある「共有」ボタンをクリックし、その中から「ダウンロード」を選びます。すると、ダウンロードの設定画面が開きます。
次に、希望するファイル形式を選び、ダウンロードをクリック。
Canvaでは様々な形式でのダウンロードが利用可能です。次の記事で詳しく説明していきます。
Canvaでのダウンロード手順(スマホ版)
Canvaでデザインが完成したら、データを保存(ダウンロードします)
Canvaの画面右上にあるボタンをクリックし、その中から「ダウンロード」を選びます。すると、ダウンロードの設定画面が開きます。
次に、ファイルの種類の中の保存形式を選びます。
保存形式が決まったら、ダウンロードを押して保存する。
Canvaで選べる保存形式の特徴と用途
1. JPG(ジェイペグ)
JPG(またはJPEG)は、最も一般的な画像形式です。写真や色の多い画像に適しており、ファイルサイズを小さくできるのが特徴です。
JPGの特徴
- 1,677万色のフルカラーが表現可能
- データ容量が比較的小さい
- 保存を繰り返すと画質が劣化する
こんな時におすすめ
- 写真を使ったデザイン
- ファイルサイズを抑えたい場合
注意点:JPGは保存を繰り返すと画質が劣化するので、必要以上の編集・保存は避けましょう。
2. PNG(ピング)
PNGはWEBデザイン向けに開発された形式で、透過処理が可能なため、背景が透明な画像を作るのに最適です。
PNGの特徴
- フルカラー(1,677万色)対応
- 透過処理が可能(背景を透明にできる)
- 保存を繰り返しても画質が劣化しない
透過処理(画面透過)とは、画像の背景を透明にする技術のことです。この機能を使うと、画像を他のデザインや背景の上に重ねたときに、背景部分が邪魔にならず、自然に馴染むように見せることができます。
たとえば、ロゴやアイコンを作るときに背景が透明だと、どんな背景色にも違和感なく配置できて便利です。
こんな時におすすめ
- ロゴやアイコンなど、背景を透明にしたいデザイン
- グラデーションやくっきりしたイラストを使ったデザイン
注意点:写真のように色数が多い画像の場合、データ容量が大きくなることがあります。
私はインスタグラムなどの投稿画像をCanvaで作成した際は、JPGで保存して投稿しています。
3. PDF(ピーディーエフ)
PDFは「電子的な紙」とも言える形式で、どんな環境でも同じように見せることができます。Canvaでは「PDF(標準)」と「PDF(印刷用)」の2種類が選べます。
PDF(標準)の特徴
- 解像度96dpi
- 主にイラストやWEB用グラフィック向き
解像度とは、画像の細かさや鮮明さを表す指標のことです。
具体的には、画像を構成する小さな点(ピクセル)がどれだけ密集しているかを示します。
PDF(印刷)の特徴
- 解像度300dpi(高画質)
- 印刷用に最適(塗り足しやトリムマークの設定が可能)
解像度の単位であるDPI(Dots Per Inch)は、1インチ(約2.54cm)内にどれだけの点が入っているかを表す単位。解像度が高いと綺麗に見えるが、データの容量が大きくなってしまう。
4. SVG(エスブイジー)
SVGはベクター形式の画像で、拡大縮小しても画質が劣化しません。そのため、ロゴやアイコン、WEBグラフィックに最適です。
SVGの特徴
- 拡大・縮小しても品質が劣化しない
- レスポンシブデザインに対応
- 写真など複雑な画像には不向き
こんな時におすすめ
- WEBサイトで使用するロゴやアイコン
- 拡大縮小を伴うデザイン
注意点:Canvaでは有料プラン(Pro)でのみSVG形式を選べます。
デザインをしていると、ベクター形式、ラスター形式という言葉をよく聞きます。以下にベクター形式とラスター形式の違いを記載しておきます。
ひとり起業の方も、ロゴ作成を依頼する際に、この形式を知っていると依頼もスムーズにできると思います。
ベクター形式 | ラスター形式 | |
---|---|---|
画像の構造 | 数学的な点や線、図形で構成。 拡大縮小しても画質が落ちない。 | ピクセル(小さな点)の集合で構成。 拡大するとギザギザやぼやけが発生する。 |
保存形式 | SVG、AI、EPSなど | JPG、PNG、GIF、TIFFなど |
メリット | 画質が劣化しない データが軽い 色や形の編集が簡単 | 写実的な表現が可能 グラデーションや影をきれいに表現できる |
デメリット | 写真や複雑な色合いの表現には不向き | 拡大すると画質が劣化 データ容量が大きくなりがち |
拡大縮小の影響 | 影響なし:どれだけ拡大しても画質がきれい。 | 影響あり:拡大するとピクセルが目立ち、ぼやける。 |
機能用途 | ロゴ アイコン イラスト 看板やポスター(拡大用途) | 写真 SNS投稿 ウェブサイト用画像 |
ベクター形式は、拡大しても画像がぼやけないため、特にロゴ作成に適しています。この形式は、主にデザイナーが利用することが多いです。
一方で、ラスター形式は拡大すると画像がぼやける特徴がありますが、Canvaなどで簡単に扱えるため、私たちが日常的に使用する形式です。
5. MP4(エムピーフォー)
MP4は動画ファイルの標準形式です。SNSやYouTubeで共有する動画デザインに使われます。
MP4の特徴
- 高い圧縮率と画質
- ほぼすべての動画プレーヤーに対応
こんな時におすすめ
- InstagramやTwitterで使う短い動画
- プレゼンや広告に使うアニメーションデザイン
インスタグラムのリール投稿は、MP4で保存しています。
6. GIF(ジフ)
GIFは256色まで対応する形式で、簡単なアニメーションを作成するのに最適です。
GIFの特徴
- 色数が制限されている(最大256色)
- 保存しても画質が劣化しない
- 簡単なアニメーションが可能
こんな時におすすめ
- WEBで使用するアニメーションバナー
- 動きのあるデザイン
7. PPTX(ピーピーティーエックス)
PowerPoint形式(.pptx)として保存できる形式です。この機能を使うと、Canvaで作成した美しいデザインをPowerPointに取り込み、編集や発表に利用できます。
PPTXの特徴
- Canvaのおしゃれなテンプレートがパワーポイントで使用可能
- 多彩なテンプレートと素材
こんな時におすすめ
- プレゼンテーション
ファイル形式の使い分けまとめ
迷った時は、以下を参考にしてください!
- JPG: 写真やファイルサイズを小さくしたいデザインに最適
- PNG: 背景を透明にしたいロゴやアイコンに最適
- PDF: 印刷物や共有用の資料に最適
- SVG: 拡大縮小するロゴやWEBグラフィックに最適(有料のみ)
- MP4: SNSや動画プレゼンに最適
- GIF: 動きのある簡単なアニメーションに最適
- PPTX: パワーポイントのプレゼンテーションに最適
実際、私がよく使うのは、JPG、PNG、PDF、MP4です。
おわりに
Canvaでは様々な保存形式が用意されており、用途に合わせて最適な形式を選ぶことができます。
この記事を参考に、デザインの目的や使用場所にぴったりの形式を選んでください!
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